2024年冬物新商品『Shareheats』のデザイナーにお話聞きました
2024年暖房機器の新商品『ワイドレンジカーボンヒーターShareheats』をデザインされた川合辰弥さんに、デザインのモチーフ、込められた想いなどをお聞きしました。
山善の開発担当者からの「今までの電気ストーブにはないような革新的な機能とデザインを備えた製品をつくりたい」という要望により始まった『Shareheats』のデザインプロジェクト。デザイナーの川合辰弥さんにお話を伺いました。
<この人に聞きました>
川合 辰弥(かわい たつや)さん
2010年Carozzeria Kawai Co.,Ltd.設立。テーブル・キッチンウェア、インテリア、住宅設備機器・建築建材、商業空間等、多岐に渡るデザインを手掛ける。
世界三大デザイン賞(iFデザイン賞 金賞(ドイツ)、レッド・ドットデザイン賞最優秀賞(ドイツ)、IDEA賞(アメリカ))完全制覇。世界各国の権威あるデザイン賞をこれまで21冠受賞。iF デザイン賞が定める世界ランキングで、二年連続世界のトップ100デザインスタジオに選定。
『Shareheats』のデザインのモチーフは?
川合さん:シンプルでスリム、スタイリッシュでインテリアとして主張するものをデザインコンセプトとしました。デザインのモチーフを挙げるとすれば、摩天楼の高層ビルやシリンダー等の要素になると思います。
デザインモチーフは摩天楼の高層ビルやシリンダーなど。
デザインする上で苦労したのは?
川合さん:デザインのテーマに対し、どのようにそれを実現するかということが最も難しかった点です。幾多のアイデアを膨大なスケッチでご提案し、実現性を踏まえて最終的に行き着いたのが、ヒーター管ごとに筐体を分け、独立して回転させるという機構でした。
描き起こされた膨大なスケッチの数々。
また、お手頃な価格で製品をお客様へお届けするための工夫も難しかった点です。ヒーター管ごとの筐体を共通化して手動で筐体を回転させる機構にし、首振りのためのモーターを削減することで実現しました。
手動で筐体を回転できるようにした。
『Shareheats』という商品名に込められた想いは?
川合さん:暖かさを分かち合うことで、一緒に暮らす人々のコミュニケーションと関係性がより良くなり、身も心もあたたかくなる。そんな新しい暖房器具になるように想いを込めて名付けました。
heats(あたたかさ)をshare(分かち合う)する。
商品詳細
商品詳細
ご紹介した商品はコチラ★
ワイドレンジカーボンヒーター Shareheats(3本管)
サイズ | 幅34×奥行27×高さ72cm |
重量 | 約3.7kg |
仕様 |
●電源:AC100V(50/60Hz) |
ワイドレンジカーボンヒーター Shareheats(2本管)
サイズ | 幅27×奥行25×高さ72cm |
重量 | 約2.8kg |
仕様 |
●電源:AC100V(50/60Hz) |